2008/12/28

紅白日記合戦

現在、新旧さまざまなサイトが集まって日記を発表するというお祭り、紅白日記合戦なるものが行われている。テキストサイト関連の催しとしては最大のもの、だそうである。

私もこの合戦の存在を知って、朝からちょいちょい覗いている。「ショートニングおもしろ!」とか「ナポレゾン長い!」とか一人つぶやいている。けれど、一つだけ寂しいことがある。心残りなことがある。それは、自分が参加してないということである。

ということで、今日は、勝手に紅白日記合戦やる。ここでやる。今やる。幸いにも、対戦相手はいるのだから。


◆ タイムテーブル

12/28(Sun)22:00〜 START

22:00〜 白・やさぐれローグ(清水) / 赤・やさぐれローグ(岬)


──────

【白】やさぐれローグ


『反貧困──「すべり台社会」からの脱出』という本を読んでいる。

著者は湯浅誠さんという人で、「もやい」という団体で貧困問題解決のためにがんばっている人だ。

現在、日本には貧困問題が蔓延している。フリーター、パート、派遣労働者、さらにはニート、ネットカフェ難民、ホームレス‥‥‥。かつての正規雇用で一生安泰、といった人はどんどん少なくなり、しかも、一度そのルートから外れたら戻ることが困難な状態になってしまっている。労働者の3分の1は非正規雇用ということで、もはやひと事ではない。

こういう問題にたいして、著者の湯浅さんは行政や財界の人々に警笛を鳴らしている。っていうか、憤っている。

いや、むしろ、キレてる。完全にプツッといってる。

私は、そうやって本気で社会を変えようとする湯浅さんに尊敬の念さえ覚える。すごいと思う。

すげぇと思う。

声援を送りたい。

まじで、がんばってくださいって言いた‥‥‥いや、そんな、すでにめっちゃがんばってる人にそんなこと言えないけど、でも、すごいって思う。心の底から、尊敬するっていうか、尊敬の念をアレするっていうか。

ほんとに、やっぱ、すごいって、スゲェって思うし、まじヤベー? って言うの? ちょーイカしてるし、貧困問題とか、まじヤベーから、なんとかしねぇとヤベーし。

うん、おれらも? 応援してっし? まじ、パねぇ働きしてると思うし。

セイカツホゴとか、よく知んねぇけど、国がちゃんとしねぇとヤベーし。まじ、ヤベーし。

日本のソーリとか、ちょっとまあ、アベかフクダか忘れたけど、ちゃんとがんばらねぇとヤベーことなるし。

そんな中で? いろいろがんばってるっつぅの、まじアチィから。ヤベーから。まじパねぇ。アチィ。ユアサっちヤベー。

‥‥‥‥‥‥。

語彙の貧困も、大きな問題である。


──────

【赤】やさぐれローグ

こんばんは、岬です! お久しぶりです!

あたしはいつもは清水くんが都合の悪いときだけ日記を書かされて‥‥‥いえ、書かせてもらっているんですが、今回は特別オファーがあり、こうして紅組として書かされ‥‥‥せてもらってまーす!

まあ、このごろよく思うのは、TSUTAYAは絶対店内に便秘薬を空中散布してるってことですよね。

このあいだ、暇だったんで映画でもみようと思い久々にTSUTAYAに行ったんですけど、もう5分もしないうちに気配を感じました、下腹部に。

ほんとうに、いつもそうなんです。毎度毎度、ものの5分もしないうちにお通じがやってきます。そのせいでDVDを選ぶときは常に戦いなのです。カタストロフィー(悲劇的結末)にならないうちに、どれだけすばやくDVDを選んで帰れるか、というチキンレースなんです。たぶん、他のお客さんたちも、絶対ガマンしてるはず。大なり小なり、大なり小なりをガマンしてるはずです。

そのくせ、トイレだけは貸してくれないのだから、困ったものです。

──────



岬「‥‥‥ふぅ、これで見事にオチたわね」

清水「ちょっと岬ちゃん。これじゃちょっとオチが弱いんじゃないかなぁ?」

岬「そんなことないわよ。これで十分」

清水「いや、でも‥‥‥」

岬「もうっ! ゴチャゴチャうるさいわね! 清水くんが紅白日記合戦やりたいって言うからしょうがなくつきあってあげたのに。それに、清水くんの日記だって、途中からヤンキーになってるじゃない。賞賛の言葉が『ヤベー』と『アチィ』しか出てこなくなってるじゃない」

清水「うるさいな! 途中でむかし死んだヤンキーが乗り移ったんだから仕方ないだろ?」

岬「もういいわ、こんな企画。あたしが台無しにしてやるわっ!!」

清水「お、おい、やめるんだ岬ちゃん! キーボードを返せsくぁを;えいほいhjsfjhかsjkdlfほいゆgtr0えrwlkんsdflぎゅgfvうぇunko@お234t80t483yつhじぇりおうぇ4jjklklsじjrqりsdjfkなおえhwrfthをいほhjkfdsgウェオjkjdsfじゃ置いウェrjはwklん尾岩津イオuんkowrtwんjk顔;いwhtクォ34jkrウェbhhsf田hhjをいr3489ytくぃほglけrwん82ty439うhgwれjkbんfdt423ほgwbkshいtfuckさn尾fあbitchうn5unこunko

2008/12/27

もっと南へ

昨日と今日、めちゃくちゃ寒い。

4年前、受験を控えた私は京都の大学に行くことに決めていた。なぜ埼玉に住んでいて東京の大学に行かなかったかというと、その理由の一端は、京都の方が南にあるからである。

地球においては、赤道に近づくほど気温が上がる。あったかくなる。北、寒い。南、あったかい。それは私の中でゆるぎない真実であった。この考え方にしたがえば、東京より京都の方がいくぶん暖かいはずだった。

そのはずだった。

だが、実際、京都、めちゃめちゃ寒い。埼玉、寒い。京都、もっと寒い。それが私の中で新しい真実になった。琉球大学を受験しなかったことを、いま、ひどく後悔している。

一冬に数回は、「こんなに寒いなら死んだ方がまし」だとさえ思う。ポケットに手を突っ込み、マフラーに顔を埋めて、私はそうつぶやく。京都の底冷えは拷問に近い。寒さという敵に捕えられた私は、「もういっそ殺してくれ」と言う。もし命令されれば、どんな秘密でも迷わず吐いてしまうだろう、白い吐息とともに。

将来は、もっとずっと南に行きたい。

東南アジア、もしくは中南米あたりがいいかもしれない。そういう場所で、一年中素っ裸で、腰にハントした動物の革だけ巻いて、その辺に実ってる木の実とか食べて生活したい。日照りのときは雨乞いの踊りをし、骨付き肉を食べてパワーアップし、でっかい石でつくったお金で買物したい。エロい形の土器とかもつくってみたい。

原始人を夢見る、24歳の冬。

2008/12/26

クリスマス大戦終戦記念日

クリスマスが、終った。

神の自殺が未遂に終ったため、今年もクリスマスは中止にならなかったが、しかし、終ったのである。やまない雨はなく、明けない夜もない。そして、終らないクリスマスもないのである。やっと、ぼくらの戦いが終った。

終戦。

そう、これは一つの終戦である。太平洋戦争のあと、B-29が飛ぶこともなければ大空襲に見舞われることもなかったように、サンタが飛ぶこともなければ大クリスマスソング襲に見舞われることも、もうないのである。

耳を澄ませば、聞こえてくるようだ、あの玉音放送が。

「耐へ難キヲ耐ヘ、忍ビ難キヲ忍ビ」

涙の雫が頬を伝う。喜びにむせび泣くぼくは、その日、また一つ、死へのカウントダウンを重ねた。すなわち、一つ年齢を重ねたのである。総勢三名の方からスカイプ、mixiのメッセージ、メールなどで言祝ぎを頂き、感涙の波はいや増すばかりであった。ほんとうにありがとう。

しかし、いつまでも終戦と誕生日のお祝いに酔ってばかりはいられない。すべきことは次々と押し寄せてくるのだから。

さて、どうやったら2月14日を暦の上から消滅させられるだろうか‥‥‥。


2008/12/23

ワードと仲直りしに

昨夜も書いたように、今日はこれから卒業論文の誤字を直しに大学に行く。

ところで、ふと気づいたのだが、このミスはぼくの心がけ次第でいくらでも防止できたはずなのだ。ワードのスペルチェック的な機能をONにさえしていれば、ワードの方で「ここ間違ってますよ!」という意味の赤い波線を表示してくれたはずなのである。

なのにぼくは、あの線を表示させないようにしていたのだ。

「なんだお前、またミスでもないとこに線を引きやがって。使えねぇ女だぜお前ってやつは」

「ごめんなさい、あたし、人間の微妙な言葉遣いとか外国語はわからないことがあって‥‥‥」

「もういい。お前は黙ってろ! そんな機能はもう必要ねぇ!」

「ま、待ってあなた! 19ページの、ほら、この部分に‥‥‥」

「うるせぇ、いいからお前はおとなしくしてろぃ!」

と、江戸っ子さながらの関白亭主ぶりを見せつけ、ぼくはワードの奴を黙らせてしまったのだった。が、今になって、その報いがやってきたというわけだ。あいつの言うことが正しかったのだ。

大学に行ったら、ぼくはあれだけ怒鳴りつけ殴りつけたワードとまた顔を合わせなきゃいけない。とっても気まずい瞬間だ。けど、ぼくは素直に謝ろうと思う。自分の非を認めて、「お前の線を消してごめんよ」って、言おうと思う。

そしたら、あいつはぼくのことを許してくれるだろうか? ぼくたちはまた仲直りして、気持ちよくクリスマスを過ごし、正月を迎えられるだろうか?

自分の傲慢さを身に染みて感じた、ある冬の日。

2008/12/22

はじめて「あ」を憎んだ日

いえいえいえ、閉鎖なんてしません。死んでません。

前回の日記のラストがあんな感じで、しかも半月以上もブログを放置してたせいでいらぬ誤解が生じた可能性がありますが、いえいえ、閉鎖なんてしません。

卒業論文が終った、と書いたのですが、これが意外とだめ出しを受けたりしまして、泣きながらそれを直したり、他にも「師走」だけに忙しかったりしたのです、ニコニコ動画のプレイ動画を観たり。

しかしまあ、なんだかんだで卒業論文の提出があさってに迫って参りました。本日、大学で論文をプリントアウトし、穴をあけ、黒い300円ちょっとの表紙に綴じて、あとは提出するのみとなりました。

21ページの論文をぱらぱらとめくりますと、これまでの苦労や大学生活で得た経験がにじみ出ており、非常に感慨深いものがあります。そう、これは四年間の大学生活の集大成なんです。

と、しみじみとしていたら、一カ所、ただ一カ所だけ、タイプミスを発見してしまいました。「可能性があある。」ってさ、「あ」が一個、多くなってるんです。一個目の「あ」と二個目の「あ」のあいだで改行されてたから、気づかなかったようです。

あすは、たった一つの「あ」を消すために、大学のパソコン室に趣き、修正した19ページをプリントアウトし、すでにホチキスで止めてあるのを外してページを差し替えなければなりません。

2008/12/03

燃え尽きた

卒業論文が、完成した。

その瞬間、ファンファーレが鳴り響いた。通りを紙吹雪が埋め尽くした。花火が打ち上げられた。ちょうだのパレードが行進してゆく。すべては、卒論完成を祝うためである。

そのようなお祭り騒ぎは私の頭の中だけで起こったことなのだが、とにかく数ヶ月を費やした戦いが一つの終焉を迎えたのである。

卒論──それはほとんどの大学生に課せられる最終試練。幾多の戦士たちがこのモンスターに挑戦して、苦戦し、負傷し、あるものは惨敗を喫して卒業の資格を得られず、またあるものは盗作に走って教授の怒りの鉄槌を受けたという。

あれは一週間前。私はようやく論文を書きはじめた。文献を読みはじめたのは今年のはじめまでさかのぼるが、執筆開始はわずか七日前であった。

それから、さまざまな困難が私を見舞った。

「これは重要な問題なのに、まだ考えが詰められてない」
「読み返してみたら前後のつながりが曖昧じゃないか」
「構想してたことはぜんぶ書いたのに、まだ12,000字しかいってない」
「もっと詳細に書いて、水増ししないと‥‥‥」
「註の付け方はこれでいいんだろうか?」
「やばい、逆に書きすぎた!」

などなど。

けど、そんな戦いももう終った。いまや私の頭髪はすべて真っ白になり、肌はかさかさになり、杖なしでは立つこともままならず、キーボードさえ叩くのが困難である(ここまで書くのに5時間かかった)。

この調子では私の命はクリスマスまで持つかどうかであろうが、それで構わないのである。なにしろ、卒業論文が完成したのだから。

清水死すとも、卒論死せず。

これまで、ほんとうにありがとうございました。

2008/11/26

私は静かに暮らしたい

騒音のトラブルは怖い。それはときとして、二度と埋められない隣人との軋轢を生む。

私の部屋も、角部屋でないため両側に隣人が住んでいるのですが、この部屋に引っ越してきた当初から異変がありました。

「うひぇーい!」
「べーべらっぱ!」

というかなんというか、もはや日本語で表記できないような奇声が隣から響いていたのです。マンション自体の防音性はよいため、はじめはそれほど気にならなかったのですが、それでも度外れた大声になりますと聞こえてきます。

(うわぁ、ぜったいキ○ガ○だよ‥‥‥)

私はそれでもしばらく耐えていたのですが、奇声だけでなく壁をドツく音──というか振動もするようになり怒りゲージはとうとうMAXに達しました。折しも現在は卒業論文の作成で追い込みの時期。こんなときに雄叫びと壁ドラムで原始のリズムを聞かされてはたまりません。

そこで私は意を決し、隣人の部屋に怒鳴り込んでやりました。

「おい、いつもいつもうるさいぞ! 迷惑なんだよ!」

なんてことはできないチキンですので、管理人室に行って苦情を申し立てました。

すると、管理人さん曰く、その隣人はふつうの学生だとのこと。就職活動中の学生である、ということでした。私はてっきり○チ○イだと思っていたので驚きました。しかも、あとで管理人さんに苦情を伝えたときのことを聞いたら、「これからは気をつけます。すみませんでした」と言っていたらしく、驚きは十の十乗倍くらいに膨れ上がりました。とてもあの奇声 with 壁ドラムの主の言葉とは思えません。

けれど、いずれにせよ、これで平和が訪れたのです。これで、静かな部屋で卒業論文の執筆に勤しむことができるのです。

「う、うがぁ! か、書けねぇっ! 二万文字も書けねぇよぉっ! あばばばばっ!」

今度は逆に、苦情が来るかもしれません。

2008/11/23

ドイツ語検定準1級(筆記)

ぐーてんたーく! 岬です!

さて、昨日の日記では「時事ネタを書く」と豪語していた清水くんですが、今日は試験があって疲れているため日記はお休みです。というわけで、例によって同居人であるわたくし岬が代筆することにします。

今日の清水くんは珍しく早起きをし、京都外国語大学に出かけて行きました。ドイツ語検定(略して独検)なるものがあったのです。この試験は今回が初めてだったようです。

「ここが京都外大かぁ。でっけぇなぁ」
「ほんと、大きいわね」
「わあっ! み、岬ちゃん!?」

あたしも心配になって、こっそり後ろからついていったのでした。緊張のあまり清水くんが失神してしまったら、救急車を呼ぶのはあたしの役目なのですから。

あたしは清水くんと大学の敷地に足を踏み入れ、キョロキョロしながら会場を探しました。清水くんは看板を頼りに試験会場となる建物に入り、ある教室までたどりつきました。そのドアを見ると準1級と書いてあったので、清水くんは準1級を受けるようです。初めての受験でそんな上の級を受けてしまって大丈夫なのだろうかと不安になりました。

「不安そうな顔するなよ、岬ちゃん。大丈夫さ」

清水くんはニカッと笑って右手の親指をグッと立てました。あの姿を見たのなら、2ちゃんねらーは間違いなくこう言うでしょう。

「ちょwwwww死亡フラグwwww」

けど、2ちゃんねらーなんか気にしません。あたしはそれくらい強い心を持っているのだし、そんなフラグはあたしがへし折ってやるのです。えいっ!

ボキッ!

さ、死亡フラグをぶち折ったところで、あたしは係員に「受験者以外の方は出てください」と言われたので出てゆきました。

「清水くん、がんばるのよ!」
「うはwwwwwwおkwwwwww」

清水くんはなぜか2ちゃんねらー化していましたが、そう言いつつも、彼は直前まで鉛筆転がしの練習に余念がありませんでした。

追い出されたあたしは京都外国語大学をぶらぶらり。清水くんの大学は高所恐怖症の方に気を遣っているためかあまり高い建物がありませんが、こちらの大学はずどどどんと高い建物が並んでおります。そして、キャンパスのあちこちにアートな彫像が飾られていて、なんともアーティスティックでロマンティックでエキゾティックな感じです。首と腕のない天使の像なんかがあったりして、あたしも羽が欲しくなったりしました。

あたしは、翼をもがれた天使。

エデンの記憶を失い、地上に堕ちてきたの。

あたしを人間のあいだに遣わしたのは、神様の意志。

暗黒のこの地に、希望の光を振りまくのがあたしの役目。

いつか地上から争いがなくなり、平和が訪れるその日まで、

あたしは神様に、天使の輪と背中の両翼をお預けして、

一人の人として、ここで不幸な人に献身するのです。

たとえば、清水くんのような人に‥‥‥。


「ちょwwwwwスイーツ(笑)wwwwww」
「ちょっと、何よあんた。人の独白を盗み聞きして! ぶつわよ!」
「ブーン ⊂二二二( ^ω^)二⊃」

どうやら、彼は野良2ちゃんねらーだったようです。両手を広げてどこかへ飛んで(走って)いってしまいました。きっと部屋に戻ってどこかのブログを炎上させたりクソスレを立てたりするのでしょう。嫌な世の中になったものです。

キャンパスの中庭っぽいところにゆくと、各語学の学科の掲示板がありました。ドイツ語のところを見ると、奨学金の案内や弁論大会のポスターがありました。他のところにも、留学生との交流会のお知らせや試験の告知などがありました。「ブラジルポルトガル語学科」なんていうのもあったりして、さすが外国語大学だと関心しました。とても幅が広いのです。

見知らぬ大学に来ると、あたしはとってもウキウキするんです。ここにはきっと、たくさんの学生がいて、それぞれ夢を持ってがんばって、生活しているんだろうなって思い、わくわくするんです。もちろん、そんな前向きな学生ばかりじゃなくて、悩みがあったり、夢がなかったり、○○を吸っていたりする人もいるかも知れませんが、そういうのもひっくるめて「おもしろいな」と思うんです。

見知らぬ景色は、あたしのイマジネーションを刺激してくれます。見慣れた景色と初めての景色は、まるで違うものなんです。見知らぬ景色でさえあれば、それは外国であっても日本であっても同じです。いずれにせよ、それは自分の慣れた場所とはまったく異なるもので、あたしは異邦人になれるんです。

きっとあそこのベンチ、あそこの建物のどこかの席、正門、食堂、中庭の細い道、そこかしこでなにがしかのドラマがあったはずなのです。そして、なにがしかのドラマの舞台になりうる場所なのです。

大学という区切られた敷地、そして区切られた期間。それは一つの劇にも似ています。人生と劇の違いはなんでしょうか? それはただ、区切りがあるかないかです。人生は全体として見れば悲劇でも喜劇でもありませんが、それをある部分で区切れば悲劇となり、別の区切り方をすれば喜劇となります。その始まりと終りを持つ一定の時間の中で、人間はなんらかの役を演じ、一つの物語を紡ぐのです。ですから、区切られた大学という時と場所は、他のなによりも物語めいているのです、きっと。

などと物思いにふけっていたら、清水くんが試験を終えて試験場から出てきました。

「お疲れさま。どうだった?」
「う〜ん。微妙! ドイツ語検定ははじめてだったけど、やたらセンター試験っぽくて、いやらしい引っかけとか重箱の隅をつつくような問題ばかりで嫌になったよ。この試験はあまりおもしろくなかった」

ということでした。

それから、あたしと清水くんは近くのラーメン屋でお昼にしました。清水くんはお腹がすいたと言ってラーメンとライスを頼んでいましたが、案の定食べきれなくてライスを残していました。彼はいまだに、自分の胃袋を過信してしまうのです。子どもみたいな人なんです。

午後は、晴れて、お日様の光が暖かく、きもちのいい一日でした。


(代筆、岬)

2008/11/22

ああああ

申し訳ないが、今回は書くネタがない。

どう頭をひねってもネタが出てこないのである。なんとかして出そうと思って、首を横にしてポンポン飛び跳ねてはみたが、結局なにも出てこず、首の筋を痛めただけだった。

ああ、ネタがない。ネタがないったらネタがない。タイトルもかつてない適当さになってしまった。もう、しょうがないから以前使ったネタをもう一度書くという、船場吉兆ばりのネタの使い回しをしてやろうか‥‥‥。

だ、だめだ! そんなこと許されないし、だいたい船場吉兆ネタももう古い。使い回しがどうのというより、鮮度が低過ぎる。もう完全に腐って、とてもお客様にお出しできるようなものではない。‥‥‥いくらか文章が迷宮に入ってきたようだ。気をつけろ、気をつけろよ私。

もういっそ、何も考えずに最近あったことを箇条書きしてみようか。そしたら、そこから糸口が掴めるかもしれない。

・卒業論文用の本を読んだ。
・二年前のドイツ留学仲間と卒業アルバム用の写真を撮影した。
・滝本竜彦がいま何をしているのか気になる。
・新しいメガネが欲しい。
・彼女が欲しい。
・たまには焼き肉食べに行きたい。

だめだ! まったくもってだめだめだ。後半、出来事じゃなくてただの欲望になってる。このブログは七夕の短冊ではないのだ。こんなとこに願い事を書いたってたぶん叶わない。たとえこのブログが炎上して燃え尽きたとしても、私の声は天には届かない。

よし、いちばん夢中になってることについて、熱く語ろうか。

私の現在の生き甲斐はなんと言っても週刊少年ジャンプで連載中の『HUNTER × HUNTER』という漫画である。いったいネテロは王との実力差をどう埋めるのか? ユピーがとんだら殺されるのだろうか? あの謎の人間はやはりパームなのか!?

いや、やっぱりこれもボツ。だって、あの漫画読んでない人はわけわからないもん。ここは『HUNTER × HUNTER』の考察サイトではないのだし、もっと一般的な、みんなが理解して、共感できるような日記を書かなければ。すらすらと読めて、少しためになって、一段落に一回笑えるような、そんな日記を書かなきゃ。

そうだ! こういうときは時事ネタを書こう。時事ネタならば毎日なにかしら書くことがある。私も爆笑問題の太田さんばりに毒舌を吐いてやる。

でももう眠いから、明日書くことにする。おやすみなさい。

2008/11/19

冬眠も飛行もできなくて

人間は、人間が他の動物より優れていると思ってる。だいたいみんな、人間がいちばんだと思ってる。けど、こういう寒い時期になると、私は人間の弱さを身に染みて感じるのだ。

「人間は、熊や猫に劣っている」

もし人間が熊より優れているなら、人間だって冬眠ってものができていいはずだ。なのに、実際は熊にさえできることが人間にはできないのである。愚かな人間である私たちは、ガタガタと震えながら冬を越さなければならない始末だ。人間は腕力でも冬眠の能力でも熊に負ける。ディズニーキャラクターであの黄色い熊だけが「さん」付けで呼ばれるのは、理由のないことではないのだ。

それに、猫と比べても人間は劣る。猫は、生まれつきの毛皮だけで真冬でも外を出歩けるのだから。実家で飼っている猫は、雪が積もるとセーターも着ずにベランダに突っ込んでいって遊び回るのだが、人間にそんなマネはできない。服を着ずに雪の降る外に飛び出せるのは、人間では江頭2:50くらいだ。

人間は、多くの動物に劣る。このことを、私は認めようと思う。これまではいくぶん、人間が優れた存在だと思っていた節もあるのだが、それはきっぱりと否定し、熊、猫、犬、鳥、カバ、ゴリラといった生物たちに、この場を使って負けを認めようと思う。私は、彼らに憧れながら、生きていこうと思う。

いずれ、機械のからだを手に入れて、最強の生物になるその日まで。
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