2008/05/21

愛の炎は鎮火せず

地元で消防士をしてる友人に、子どもができた。

もう二年ほど会っていないけれど、久しぶりにメールが送られてきて、生まれて間もない赤ちゃんの写真が添付されていた。友人はまさに、幸せの絶頂であろう。

彼とは幼稚園から中学校までの付き合いで、よくいっしょに遊んだものだ。ぼくは小さい頃は極度に内気で、運動もできなかったけれど、彼は社交的でスポーツ万能、女の子たちにも圧倒的にモテていた。世が世なら犯罪じゃないの? ってくらいモテていた。

約二年前、ぼくがようやく大学に這いずり込んだとき、彼は結婚した。消防士という職を持ち、妻を養い、家庭を築いていた。一方その頃、ぼくは女の子に本を借りるときに指先が触れ合って「ドキッ」としていた。この恋愛格差を経済で表すならアメリカとツバルである。

しかも、それからしばらくして、とうとう、二人の愛の結晶である子どもまでできた。仕事は消防士だけれども、愛の炎はますます燃え盛っているのだろう。一方、ぼくは彼女の一人もおらず、悲しみの涙の中に沈んでしまいそうである。


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