2008/05/12

ベビー・ユニバース

ふたりの心が通じ合うとき、そこに小さな宇宙が生まれる。

日常の時間はひっそりとふたりに別れを告げて、新しい時間がふたりをやさしく包み込む。数多の人が行き交う空間も、すっかり様変わりして、特別にあたたかい光で充ちた別の空間が、ふたりのために生まれてくる。

見つめ合う視線の両端には、世界の半分を映し出した瞳があり、その世界の中には、ふたりだけしかいない。

一瞬の中に永遠が宿る。

ふたりのあいだに愛の炎が灯っている限り、そこには小さな、しかし不滅の宇宙がある。


──そしてここに、「ぼく」という永遠の闇に彩られたブラックホールがひとつ。


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