2008/03/26

モテるヘアースタイル

髪の毛を切ってきた。

もはや齢23を数えるぼくは、髪の毛を切ることにも罪悪感を抱かなくなっている。平然と、なんの気なしに、長くなってきたから切りに行こうかな、くらいのものだ。月日は人を変える。

はじめて行った美容院──ぶさいくでも入店してOKのとこ──で、ぼくは雑誌を手渡された。ぼくは美容師のおじさんの表情を伺いながら、こっそりとその雑誌に手をつけ、おずおずとページをめくった。おじさんは怒らなかった。だから、ぼくは、一つの写真を指差して、「こういうふうにしてください」って言った。言ってやった!

その雑誌のタイトルは「モテる髪形100」みたいなやつで、それは、ぼくに対する皮肉ですかと、嫌がらせですかと、そういう類いのものだったんだけれど、けど、それにしてくださいと言ってしまった。そして、わずか一時間足らずで、ぼくの髪形が変った。 月日は人を変える。

外に出て歩いてみると、美容師さんの腕は確かだったみたいで、急にモテるようになったぼくのまわりには、女の子がたくさんくっついてきた。びっくりだ。びっしりだ。まるで、むかしジャスコのゲームセンターにあった綿飴の機械みたいに、あれで割り箸にちょっとずつ綿飴が巻きついていって塊になるみたいに、道ですれ違う子や、喫茶店の中からぼくを見かけた子などが、わらわらわらと群がってきた。

けど、ぼくは鬱陶しくなってきたので、その子たち全員に手持ちのコアラのマーチを一つずつ手渡して、家に帰るように言った。一箱ぜんぶ、なくなってしまった。ふう、やれやれ。一段落。これだから、髪を切るのはめんどうなんだ。
この記事へのコメント
こんにちわ^□^またみにきちゃいました。
思わずコメントしちゃいます♪
また見に来ますんで更新がんばってください。
Posted by 銀狼 at 2008年04月07日 00:04
更新がんばります。ナンパはがんばりません。道を聞くことすら、できるかどうか微妙です。
Posted by 清水 at 2008年04月07日 21:36
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