2008/12/27

もっと南へ

昨日と今日、めちゃくちゃ寒い。

4年前、受験を控えた私は京都の大学に行くことに決めていた。なぜ埼玉に住んでいて東京の大学に行かなかったかというと、その理由の一端は、京都の方が南にあるからである。

地球においては、赤道に近づくほど気温が上がる。あったかくなる。北、寒い。南、あったかい。それは私の中でゆるぎない真実であった。この考え方にしたがえば、東京より京都の方がいくぶん暖かいはずだった。

そのはずだった。

だが、実際、京都、めちゃめちゃ寒い。埼玉、寒い。京都、もっと寒い。それが私の中で新しい真実になった。琉球大学を受験しなかったことを、いま、ひどく後悔している。

一冬に数回は、「こんなに寒いなら死んだ方がまし」だとさえ思う。ポケットに手を突っ込み、マフラーに顔を埋めて、私はそうつぶやく。京都の底冷えは拷問に近い。寒さという敵に捕えられた私は、「もういっそ殺してくれ」と言う。もし命令されれば、どんな秘密でも迷わず吐いてしまうだろう、白い吐息とともに。

将来は、もっとずっと南に行きたい。

東南アジア、もしくは中南米あたりがいいかもしれない。そういう場所で、一年中素っ裸で、腰にハントした動物の革だけ巻いて、その辺に実ってる木の実とか食べて生活したい。日照りのときは雨乞いの踊りをし、骨付き肉を食べてパワーアップし、でっかい石でつくったお金で買物したい。エロい形の土器とかもつくってみたい。

原始人を夢見る、24歳の冬。
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