2008/10/22

H&Mへどうぞ

銀座にH&Mという洋服屋ができた。

「洋服屋」という単語しか出てこないあたりがファッションへの興味のなさを反映しているような気がするが、私はすでにH&Mはチェック済みなのである。H&Mのパーカーを一着持っているのである。

あれは二年前の夏、短期のドイツ留学でミュンヘンに行った私は絶望していた。夏だというのに、クソ寒いのである。日本でも冷夏というものがあるが、そんなレベルではなく、完全に「寒い」のである。朝早くホームステイ先を出ると、息が白くなるのである。

「ドイツの夏はTシャツ一枚で過ごせるよ」と言っていた先輩を恨みつつ、私と友人たちは凍える日々を過ごしていた。周りのドイツ人がジャンパーとか着込んでる中、薄いシャツ二枚とかで生活していた。だが、これでは風邪をひいてしまう。私たちはミュンヘンの街を、服を探してぶらついた。

だが、ドイツの物価はそれなりに高い。しかも、あの頃からユーロは高くなってきており、1ユーロ150円くらいだった。すると、気軽に服も買えないのである。

ミュンヘンの中心地はマリエン広場というところで、その辺りに洋服屋も数件あったのだが、どこも高かった。デパート内の洋服屋では値札を見たとき驚きのあまり心臓が止まった。よく外国人が来てる赤と灰色のジャンパーとか欲しかったけど、諦めざるをえなかった。

「寒いよぉ寒いよぉ。暖かい服が欲しいよぉ」

そうやってぶらついた挙げ句辿り着いたのが、H&Mであった。ドイツ語で発音するとハー・ウント・エムであった。

「こ、これぞドイツのユニクロや!」

関西弁で叫んだ私は安くて暖かい服を探した。H&Mが実はスウェーデンの会社であることも知らず、ドイツ版ユニクロだと思い込んだまま服を探した。そして、日本円にして3,000円ちょっとくらいの黒いパーカーを購入したのである。(黒を選んだのは、私が黒以外の服を着ると発作で死ぬ病気なので)。

あれから二年、あのパーカーは実に役に立ってくれた。H&Mの商品は優秀である。暖かくて丈夫で、女の子が「このパーカーすべすべして気持ちいいんだよ」と言って触ってくれるほどに感触がいい。ぜひ、私はH&Mの商品をおすすめしたい。

タオルといっしょに洗ったせいで、あのパーカーは毛玉だらけで使い物にならなくなってしまったけれど。
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