2008/06/11

メンズノンノは外国人向け

「髪の毛伸びたね」
「うん、おれの髪の毛、放っておくと伸びてくるんだよ」

で笑ってくれたら脈ありだ。ぜひ参考にして欲しい。

しょっぱなから恋の指南をしてしまったが、きょうは三ヶ月に一度のイベント、散髪にいってきた。はじめての美容院にゆくと

「こちらカルテとカウンセリングシートになりますのでご記入ください」

と言われ、おや、ここはクリニックだったかと不安になった。しかし、椅子に座っている人々を見ると虫歯治療ではなく髪を切られている最中であったので一安心だ。さいきんの美容院は歯医者や病院と紛らわしくて困る。

まずはシャンプーをしてもらった。このときもやはり、女の人が泡を立てている、という状況に直面して別の種類のお店に来てしまったのではないかと不安になった。が、ビニールのマットが用意されていないことを確認し、ふたたび胸を撫で下ろした。

「少々お待ちください」

美容師のお姉さんはぼくを椅子に座らせたままどこかへ行ってしまった。ぼくの目の前には陰気くさい男の姿があった。それはぼくであった。手元の台には雑誌があった。暇だったので、それを手に取って読んだ。

が、『メンズノンノ』という雑誌を開くと、そこには外国人の男ばかりが掲載されており、これは外国人用の雑誌だったんだと気づいて台に戻した。通りでタイトルが英語だったわけだ。

次に『スマートヘッド』という雑誌を開いてみた。こんどは予想に反して外国人の被写体はおらず、日本人向けの雑誌だったんだと安心したのだけれど、それも束の間。「スマートな頭」というからにはさぞ知性的な人が特集されているのだろうと思ったら、ことごとく頭の悪そうな男ばかり載っていたので「騙された」と思った。詐欺である。

窓から薄暗くなる外の様子を眺めているうちに、カットが終った。ロン毛に迫る勢いだったぼくの頭髪も、いまじゃさっぱりだ。床にはおびただしい量の毛が散乱していた。いまのうちにこれを集めて、将来のためのカツラを作成しておきたい衝動に駆られた。

お金を払って、お店の外に出る。すると、カットを担当した美容師さんがお見送りをしに外まで来てくれる。

「ありがとうございました。お気をつけて」

ぼくはまたしても、美容院ではなく、なにか別の種類のお店に来たんじゃないかと不安になった。が、右手を伸ばして髪を触るとたしかに短くなっていたので、やはりここは美容院だったのだと気づき、安心した。

「髪の毛切ったね」
「頭は切ってないよ!」
「頭切ったねとは言ってない!」

と、うまくツッコミを入れてくれる女の子と、ぼくは結婚したい。結婚する。


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この記事へのコメント
スマートに載ってる男は
頭悪そうなのが多いですよね。

神は二物を与えない好例ですね。

神はときどき二物とも与えないですけど。
Posted by ながさき at 2008年06月12日 21:59
少なくとも、ぼくもながさきさんもイチモツなら持ってますけどね。
Posted by 清水 at 2008年06月13日 10:06
拝見させていただきました。
同じ買い物でも、ショップによって値段が変わるのは不思議なものですね。
もっとも割安なところを調べるために、比較を上手に活用したいところです。
よろしければ、私のサイトも参考にしてください。
またお邪魔します。
Posted by 価格比較を手軽に at 2008年06月30日 21:57
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