2008/11/02

非常に珍しい草

道を歩いていたら足下から笑い声が聞こえてきたので、下を見てみた。すると、そこにはぷるぷると震えながら笑う一本の草があった。私が驚いて「うわっ」と言うと、そんな私を見てまた草が笑った。

家に帰って植物図鑑を広げて調べてみると、名称のところに「お笑い草」と書かれていた。

2008/11/04

遅すぎた発想の勝利

room.jpg

この部屋に住んで一年半、はじめて模様替えをした。部屋の中央にあったテーブルを隅にやって、隅にあった机を手前に引張り出したのである。

これによって部屋の中央のあたりで、イスに座って勉強ができるようになったのだ。なんというすばらしい発想だろうか。もうぼくは金輪際あぐらをかいて辞書をひいたりはしないのだ。これまでは床に座って勉強してたのだが、もともとそういうのはイヤなのである。イスに座って勉強したい、欧米的な人間なのである、ぼくってやつは。

今日はさっそくこの配置の中で勉強をして、とっても幸せな気持ちだ。お母さん、生んでくれてありがとう。

それにしても、机とテーブルの位置を変えるという発想がなぜ一年半も出てこなかったのか。

2008/11/09

ポケット辞書

この頃、ポケット辞書がマイブームだ。

大学に(5,000万積んで)入ってから、私はだいたい電子辞書を使っていた。そして、場合によっては中くらいか大きいサイズの紙の辞書を使っていたのだが、ポケット辞書が意外といいのだ。

大きい辞書だと、どうしても単語数が多くて目的の単語を調べるのに時間がかかる。持ち運びも不便だ。その点、ポケット辞書はマイナーな単語は省いてあるし、私が買ったやつは重要単語だけ赤い字になっててどれが重要な単語か一目で分かるし、重さなんか大型のやつとは比べ物にならないほど軽い。

たしかに、載ってる単語数が少ないという欠点はある。例文も、あまりない。だけど、そういう部分を含めて考えても、ポケット辞書はすばらしい。

喩えるなら、大型辞書は高学歴で高身長でプライドの高いOLである。彼女は知識も経験も豊富で、仕事もばりばりこなす。残業だってする。どんな仕事を頼んでもそつなくこなしてしまうビジネス・ウーマンである。その有能ぶりは社内の尊敬の的ではあるけど、男性社員からは「オンナとしてはちょっとね」という意見もちらほら。

一方、ポケット辞書はおっちょこちょいの小柄な女性である。仕事はあまりできなくて知識も少ないけれど、人当たりがよくてつい守ってあげたくなるタイプだ。親しみやすい女の子なのだ。お昼にはいつもサンドイッチと午後の紅茶で、ぽろぽろとパン屑やレタスをこぼしてしまって慌てたり、階段で転びそうになって私が

「おっと、危ないよ。ほんと、おっちょこちょいなんだから、川崎さんは」

と言って肩を抱きかかえたり。

さあ、いよいよ辞書に萌える時代が来た。

2008/11/11

記念日

急に冷え込んできて、冬本番といった雰囲気ですが、みなさまお元気でしょうか? 風邪が流行っていますから、外から帰ったら手洗いうがいを励行しましょう。

ところで、本日は11月11日。きれいなゾロ目の日でしたが、今日は何の日だったかご存知でしょうか? え、ポッキー&プリッツの日? それもありますが、今日はもっと重要な記念日なんです。そう、本日11月11日は、今年から、わたくし清水が振られた日です。

「彼氏がいるから」と君が言ったから、11月11日はフラレ記念。


もうすぐ、クリスマスですね。そろそろツリーを切り倒すノコギリを、ホームセンターに選びにいかなきゃいけません。

2008/11/12

BLUE

彼氏がいる子に告白して、彼氏がいるからという理由で振られた男です、こんばんは。

さて、そんな出来事にもめげずに本日はお洋服を買いに行ってきました。たしか少し前にもそんな日記を書いて「結局一着も買いませんでした」的なオチで終っていた気がするんですが、今回は「服を買うぞ!」と決意し、清水の舞台から飛び降り自殺する覚悟で繁華街に向いました。

こんども数件の店をはしごして「ここの店員イケメンだなー」とか思いながらブラブラしていたのですが、ようやくRAGEBLUEというお店で買って欲しそうにこちらを見つめる服に出会い、購入いたしました。

四着買った中でいちばん高かったのがPコートというものです。いったいこのPが何を意味するのか、何の略なのかは知りません。しかし、むかしからの憧れであったこのPコートを買ってみました。

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入浴後に撮影したため下がジャージで、RAGEBLUEになんらかの罪で告訴されてもおかしくないんですが、とってもあたたかくて着心地がいいのです。この厳しい冬を、こいつで乗り切ろうかと思います。

もちろん、いくら服を着ても心はあたたかくなりませんし、私の心はBLUEですが。

2008/11/13

自己矛盾したい年頃

インターネットというものをご存知でしょうか? これは世界中のパソコンが繋がって形成している巨大なネットワークで、人々はそれを利用していろいろな情報を発信したり受信したりできるのです。

しかし、活発なコミュニケーションを促す便利な面とは裏腹に、ネット(インターネットの略)には負の面も存在するのです。巨大掲示板では誹謗中傷の嵐が吹き荒び、犯罪の温床となることもあります。そして、ネットを見なければ知らずに済んだイヤな情報も目に入ってきます。

「知らぬが仏」

と言いますが、ネットで無数の情報が得られるようになった現在、仏はどんどん少なくなってきています。菩提樹の下でいびきをかいていた仏陀も一目散に逃げ出す情報過多時代なのです!

もちろん、ネット上の情報のかなりの部分が「ウソ・大げさ・紛らわしい」ものでしょう。JAROだったらちょっと見ただけで青ざめて匙を投げるしかないほど、不確かな情報が多いのです。それもこれも、誰でもが無責任に情報を書き込めるというネットの特性ゆえなのです。

当ブログは、インターネットに反対します。

2008/11/16

卒業論文に立ち向かえ

大学四年生、しかも文学部ともなるとこの時期は卒業論文の作成で大忙しだ。

しばらく会わなかった友人と顔を合わせれば「卒論どう?」が決まり文句。もはやそれがあいさつ代わりである。昼夜を問わず使えるのでなかなか便利なあいさつだ。

私の周囲の人たちはだいたい就職活動も終了し、進路が確定しているが、卒業論文を完成させないことには卒業はできない。「論文をちゃんと書かないと卒業させてやんない」という大学側からの脅迫があるのだ。よって、会社から必死でもぎとった内定も無効となり、留年という運命が待ち受けるのである。卒業論文はそれほど重要な試練なのだ。

提出期限まで残り一ヶ月と十日あまりとなった今、もう構想を練る段階は終り、文献も読み終え、いよいよ「書く」という作業に取りかかっている。目の前に広がる真っ白なワードの画面を、二万の文字で埋め尽くすという課題に立ち向かっている。

が、そうかんたんに書けるはずもない。

何をどういう順番で書こうか考え、議論に論理的な不整合がないか考え込み、前に読んだ本を引張り出して読み直し、意味が分からず頭を抱え、別の本をもう少し読もうかと迷い、夕方になったからご飯を食べなきゃいけないと気づき、何を食べようか考え込み、スーパーに行き、値下げされた弁当をカゴに入れ、ついでにコアラのマーチのいちご味もカゴに入れ、レジでお金を払い、部屋に帰って弁当を食べ、それからお風呂に入って、ちょっとネットをやろうと思ってパソコンの電源を入れ気づいてみれば日付が変わってておやすみなさい。

論文の字数は埋まらず、ブログの字数だけが増えてゆく。

2008/11/17

ジングルベルってどんなベル?

クリスマスの雰囲気が色濃くなってきた。スーパーに行けばクリスマスソングが垂れ流され、わが大学では木に電飾を施したりなどしている。私はそれを苦々しい顔で毎日眺める。キリストだって、きっと、天から苦々しい顔で日本人の浮かれ具合を眺めてる。

おいおい、せっかくおれが十字架にまで架かって原罪をあがなったっていうのに、こいつらおれの誕生日に原罪犯しまくってるよ。

って思ってるに違いない。もうやってらんない、っつって頭の上の茨の冠を放り投げるに違いない。

けれど、事実として、クリスマスはカップルで過ごす、みたいなことが定番となっているわけで、女の子に振られた直後の私としてはクリスマスソングを耳にするたびに心の傷口に5リットルのタバスコを注がれたような痛みが走るのだ。

ああ、もう、なんならゲームやアニメの中の女性とクリスマスを過ごそうか。あの子(たち)と、楽しくクリスマスパーティをしたり、ツリーを見に行ったりしようか‥‥‥。

「でしたら殿様、まずディスプレイの中から美少女を出してください。さあ、はやく!」

一休が坊主頭を光らせながら、手に縄を持って私に言った。私はがっくりとうなだれて、現実に引き戻された。今年も、私のジングルベルは鳴らない。

そう、ピクリとも鳴らないのだ!

街を歩くカップルどもはシャランシャランとジングルベルを鳴らし、ジングり合いながらデートをして夜はシングルベットでジングルベっているのだろうが、私にはジングる相手がおらず、ジングルベルも持ってないのである。

私はかねてよりクリスマスには反対の立場を表明してきたわけであるが、今年は真っ向からジングることに対抗し、私はジャングることにしたい。ジャングルベルを鳴らしたい。ジャングルベール、ジャングルベール、ド〜ンキ〜コ〜ング。というわけである。2008年の12月24日の夜から翌日未明にかけて、京都の街には私のドラミング(胸をドコドコと叩く行為)の音が響き渡ることだろう。

さあ、ジングルベルを奪い、地面に叩き付けて粉砕せよ! ジャングルベルという名のドラミングを打ち鳴らせ!

2008/11/19

冬眠も飛行もできなくて

人間は、人間が他の動物より優れていると思ってる。だいたいみんな、人間がいちばんだと思ってる。けど、こういう寒い時期になると、私は人間の弱さを身に染みて感じるのだ。

「人間は、熊や猫に劣っている」

もし人間が熊より優れているなら、人間だって冬眠ってものができていいはずだ。なのに、実際は熊にさえできることが人間にはできないのである。愚かな人間である私たちは、ガタガタと震えながら冬を越さなければならない始末だ。人間は腕力でも冬眠の能力でも熊に負ける。ディズニーキャラクターであの黄色い熊だけが「さん」付けで呼ばれるのは、理由のないことではないのだ。

それに、猫と比べても人間は劣る。猫は、生まれつきの毛皮だけで真冬でも外を出歩けるのだから。実家で飼っている猫は、雪が積もるとセーターも着ずにベランダに突っ込んでいって遊び回るのだが、人間にそんなマネはできない。服を着ずに雪の降る外に飛び出せるのは、人間では江頭2:50くらいだ。

人間は、多くの動物に劣る。このことを、私は認めようと思う。これまではいくぶん、人間が優れた存在だと思っていた節もあるのだが、それはきっぱりと否定し、熊、猫、犬、鳥、カバ、ゴリラといった生物たちに、この場を使って負けを認めようと思う。私は、彼らに憧れながら、生きていこうと思う。

いずれ、機械のからだを手に入れて、最強の生物になるその日まで。

2008/11/22

ああああ

申し訳ないが、今回は書くネタがない。

どう頭をひねってもネタが出てこないのである。なんとかして出そうと思って、首を横にしてポンポン飛び跳ねてはみたが、結局なにも出てこず、首の筋を痛めただけだった。

ああ、ネタがない。ネタがないったらネタがない。タイトルもかつてない適当さになってしまった。もう、しょうがないから以前使ったネタをもう一度書くという、船場吉兆ばりのネタの使い回しをしてやろうか‥‥‥。

だ、だめだ! そんなこと許されないし、だいたい船場吉兆ネタももう古い。使い回しがどうのというより、鮮度が低過ぎる。もう完全に腐って、とてもお客様にお出しできるようなものではない。‥‥‥いくらか文章が迷宮に入ってきたようだ。気をつけろ、気をつけろよ私。

もういっそ、何も考えずに最近あったことを箇条書きしてみようか。そしたら、そこから糸口が掴めるかもしれない。

・卒業論文用の本を読んだ。
・二年前のドイツ留学仲間と卒業アルバム用の写真を撮影した。
・滝本竜彦がいま何をしているのか気になる。
・新しいメガネが欲しい。
・彼女が欲しい。
・たまには焼き肉食べに行きたい。

だめだ! まったくもってだめだめだ。後半、出来事じゃなくてただの欲望になってる。このブログは七夕の短冊ではないのだ。こんなとこに願い事を書いたってたぶん叶わない。たとえこのブログが炎上して燃え尽きたとしても、私の声は天には届かない。

よし、いちばん夢中になってることについて、熱く語ろうか。

私の現在の生き甲斐はなんと言っても週刊少年ジャンプで連載中の『HUNTER × HUNTER』という漫画である。いったいネテロは王との実力差をどう埋めるのか? ユピーがとんだら殺されるのだろうか? あの謎の人間はやはりパームなのか!?

いや、やっぱりこれもボツ。だって、あの漫画読んでない人はわけわからないもん。ここは『HUNTER × HUNTER』の考察サイトではないのだし、もっと一般的な、みんなが理解して、共感できるような日記を書かなければ。すらすらと読めて、少しためになって、一段落に一回笑えるような、そんな日記を書かなきゃ。

そうだ! こういうときは時事ネタを書こう。時事ネタならば毎日なにかしら書くことがある。私も爆笑問題の太田さんばりに毒舌を吐いてやる。

でももう眠いから、明日書くことにする。おやすみなさい。

2008/11/23

ドイツ語検定準1級(筆記)

ぐーてんたーく! 岬です!

さて、昨日の日記では「時事ネタを書く」と豪語していた清水くんですが、今日は試験があって疲れているため日記はお休みです。というわけで、例によって同居人であるわたくし岬が代筆することにします。

今日の清水くんは珍しく早起きをし、京都外国語大学に出かけて行きました。ドイツ語検定(略して独検)なるものがあったのです。この試験は今回が初めてだったようです。

「ここが京都外大かぁ。でっけぇなぁ」
「ほんと、大きいわね」
「わあっ! み、岬ちゃん!?」

あたしも心配になって、こっそり後ろからついていったのでした。緊張のあまり清水くんが失神してしまったら、救急車を呼ぶのはあたしの役目なのですから。

あたしは清水くんと大学の敷地に足を踏み入れ、キョロキョロしながら会場を探しました。清水くんは看板を頼りに試験会場となる建物に入り、ある教室までたどりつきました。そのドアを見ると準1級と書いてあったので、清水くんは準1級を受けるようです。初めての受験でそんな上の級を受けてしまって大丈夫なのだろうかと不安になりました。

「不安そうな顔するなよ、岬ちゃん。大丈夫さ」

清水くんはニカッと笑って右手の親指をグッと立てました。あの姿を見たのなら、2ちゃんねらーは間違いなくこう言うでしょう。

「ちょwwwww死亡フラグwwww」

けど、2ちゃんねらーなんか気にしません。あたしはそれくらい強い心を持っているのだし、そんなフラグはあたしがへし折ってやるのです。えいっ!

ボキッ!

さ、死亡フラグをぶち折ったところで、あたしは係員に「受験者以外の方は出てください」と言われたので出てゆきました。

「清水くん、がんばるのよ!」
「うはwwwwwwおkwwwwww」

清水くんはなぜか2ちゃんねらー化していましたが、そう言いつつも、彼は直前まで鉛筆転がしの練習に余念がありませんでした。

追い出されたあたしは京都外国語大学をぶらぶらり。清水くんの大学は高所恐怖症の方に気を遣っているためかあまり高い建物がありませんが、こちらの大学はずどどどんと高い建物が並んでおります。そして、キャンパスのあちこちにアートな彫像が飾られていて、なんともアーティスティックでロマンティックでエキゾティックな感じです。首と腕のない天使の像なんかがあったりして、あたしも羽が欲しくなったりしました。

あたしは、翼をもがれた天使。

エデンの記憶を失い、地上に堕ちてきたの。

あたしを人間のあいだに遣わしたのは、神様の意志。

暗黒のこの地に、希望の光を振りまくのがあたしの役目。

いつか地上から争いがなくなり、平和が訪れるその日まで、

あたしは神様に、天使の輪と背中の両翼をお預けして、

一人の人として、ここで不幸な人に献身するのです。

たとえば、清水くんのような人に‥‥‥。


「ちょwwwwwスイーツ(笑)wwwwww」
「ちょっと、何よあんた。人の独白を盗み聞きして! ぶつわよ!」
「ブーン ⊂二二二( ^ω^)二⊃」

どうやら、彼は野良2ちゃんねらーだったようです。両手を広げてどこかへ飛んで(走って)いってしまいました。きっと部屋に戻ってどこかのブログを炎上させたりクソスレを立てたりするのでしょう。嫌な世の中になったものです。

キャンパスの中庭っぽいところにゆくと、各語学の学科の掲示板がありました。ドイツ語のところを見ると、奨学金の案内や弁論大会のポスターがありました。他のところにも、留学生との交流会のお知らせや試験の告知などがありました。「ブラジルポルトガル語学科」なんていうのもあったりして、さすが外国語大学だと関心しました。とても幅が広いのです。

見知らぬ大学に来ると、あたしはとってもウキウキするんです。ここにはきっと、たくさんの学生がいて、それぞれ夢を持ってがんばって、生活しているんだろうなって思い、わくわくするんです。もちろん、そんな前向きな学生ばかりじゃなくて、悩みがあったり、夢がなかったり、○○を吸っていたりする人もいるかも知れませんが、そういうのもひっくるめて「おもしろいな」と思うんです。

見知らぬ景色は、あたしのイマジネーションを刺激してくれます。見慣れた景色と初めての景色は、まるで違うものなんです。見知らぬ景色でさえあれば、それは外国であっても日本であっても同じです。いずれにせよ、それは自分の慣れた場所とはまったく異なるもので、あたしは異邦人になれるんです。

きっとあそこのベンチ、あそこの建物のどこかの席、正門、食堂、中庭の細い道、そこかしこでなにがしかのドラマがあったはずなのです。そして、なにがしかのドラマの舞台になりうる場所なのです。

大学という区切られた敷地、そして区切られた期間。それは一つの劇にも似ています。人生と劇の違いはなんでしょうか? それはただ、区切りがあるかないかです。人生は全体として見れば悲劇でも喜劇でもありませんが、それをある部分で区切れば悲劇となり、別の区切り方をすれば喜劇となります。その始まりと終りを持つ一定の時間の中で、人間はなんらかの役を演じ、一つの物語を紡ぐのです。ですから、区切られた大学という時と場所は、他のなによりも物語めいているのです、きっと。

などと物思いにふけっていたら、清水くんが試験を終えて試験場から出てきました。

「お疲れさま。どうだった?」
「う〜ん。微妙! ドイツ語検定ははじめてだったけど、やたらセンター試験っぽくて、いやらしい引っかけとか重箱の隅をつつくような問題ばかりで嫌になったよ。この試験はあまりおもしろくなかった」

ということでした。

それから、あたしと清水くんは近くのラーメン屋でお昼にしました。清水くんはお腹がすいたと言ってラーメンとライスを頼んでいましたが、案の定食べきれなくてライスを残していました。彼はいまだに、自分の胃袋を過信してしまうのです。子どもみたいな人なんです。

午後は、晴れて、お日様の光が暖かく、きもちのいい一日でした。


(代筆、岬)

2008/11/26

私は静かに暮らしたい

騒音のトラブルは怖い。それはときとして、二度と埋められない隣人との軋轢を生む。

私の部屋も、角部屋でないため両側に隣人が住んでいるのですが、この部屋に引っ越してきた当初から異変がありました。

「うひぇーい!」
「べーべらっぱ!」

というかなんというか、もはや日本語で表記できないような奇声が隣から響いていたのです。マンション自体の防音性はよいため、はじめはそれほど気にならなかったのですが、それでも度外れた大声になりますと聞こえてきます。

(うわぁ、ぜったいキ○ガ○だよ‥‥‥)

私はそれでもしばらく耐えていたのですが、奇声だけでなく壁をドツく音──というか振動もするようになり怒りゲージはとうとうMAXに達しました。折しも現在は卒業論文の作成で追い込みの時期。こんなときに雄叫びと壁ドラムで原始のリズムを聞かされてはたまりません。

そこで私は意を決し、隣人の部屋に怒鳴り込んでやりました。

「おい、いつもいつもうるさいぞ! 迷惑なんだよ!」

なんてことはできないチキンですので、管理人室に行って苦情を申し立てました。

すると、管理人さん曰く、その隣人はふつうの学生だとのこと。就職活動中の学生である、ということでした。私はてっきり○チ○イだと思っていたので驚きました。しかも、あとで管理人さんに苦情を伝えたときのことを聞いたら、「これからは気をつけます。すみませんでした」と言っていたらしく、驚きは十の十乗倍くらいに膨れ上がりました。とてもあの奇声 with 壁ドラムの主の言葉とは思えません。

けれど、いずれにせよ、これで平和が訪れたのです。これで、静かな部屋で卒業論文の執筆に勤しむことができるのです。

「う、うがぁ! か、書けねぇっ! 二万文字も書けねぇよぉっ! あばばばばっ!」

今度は逆に、苦情が来るかもしれません。
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