
某温泉から、茶碗が届いた。
はじめはなぜ温泉から茶碗が私に届けられたのか、まったく意味不明だった。しかし、ふと思い返してみると、私はしばらく前にいくつか懸賞に応募していたのだった。その中の一つがヒットしたのである。
そこで温泉名をGoogleで検索してみると、案の定そういう応募ページみたいなものがあって、受賞作品のいちばん下に私の作品が掲載されていた。赤面ものであった。
本来ならその作品が書かれたページにリンクを貼るなどしてセルフ羞恥プレイを決め込みたいところだが、いかんせん、テーマが「恋文」で、しかも、俺、相手のファーストネームを書いちゃってる。あと、自分のファーストネームも書いちゃってる。これはだめだ。
ところで、賞品の茶碗であるが、「萩焼」(はぎやき)という焼き物らしく、なんどもお茶を飲んでいるうちに成分が染み込んで色が変るという代物らしい。この色の変化を「七化け」と言い、ファンにとってはたまらないものなんだとかどうだとかそうじゃないとか。
今日から、この茶碗でコーヒーを飲むことにする。

